今日のMySQLは、非常に機能的で、スケーラブルで、信頼性の高い選択肢です。すなわちそれは、多目的データベースなのです。

いわゆるエキスパートを含めた多くの人々は、MySQLがあらゆる点で非常に強力なものになったということにいまだ気づいていません。オラクル社は当然それを認めることを拒んでいますが、オラクル社が、サン社のどの部分にもましてMySQLに関心を持っているのは明らかです。

10年前の MySQLは、ウェブ アプリケーション等のための読み出しのみ、または読み出しがほとんどの目的に非常によく機能したローエンドのデータベースでした。それは Linuxと対をなして、成長しつつあったウェブ開発の領域におけるニッチを埋めてきました。なぜ人々がこの製品を非常に使用範囲の狭いものと考えたのか、なぜこれを本当のデータベースであるとは認めない人までいたのか、その理由は簡単に理解できます。

けれども状況は変わりました。技術面で、そして評判の面でも変わったのです。年月を経るとともに、 MySQLはいっそう機能性とスケーラビリティをましました。ことに近年では、MySQL は大企業や官公庁において、コストを節約できる代替品として次第にその人気を増してきました。

もちろんオラクル社の製品は、MySQLが今日持っていない機能も多く備えています。たとえば、MySQLが今後の数年の間には持つことがないかもしれない数字があります。文章作成や表計算のすべての機能を本当に必要としている人はいません。データベースの状況というのはそのようなものなのです。プログラマーは、自分たちが本当に必要としているものの大部分をMySQLが提供しているということに次第に気づいてきており、その中には一般的な「エンタープライズ」機能も含まれています。その点、オラクル社の製品は全く過剰なのです。その他の点でも、開発チームは欠けている機能のいくつかを、IT ソリューションのアプリケーション レイヤに統合することができます。それに必要なコードは、内部でプログラムするか、第三者ベンダーからモジュールの形で調達することもできます。

コストの節約がオラクル社製品とMySQLとの間の価格差ほどに大きければ、大勢の人が、水増し価格のデータベースはやめて、目的を達することのできる比較的安価な製品を使うことにするでしょう。その結果、費用はずっと安くて済み、IT ソリューションのユーザーの観点からは、結果は同じか、ほぼ同じということになるかも知れません。

MySQLが、そのような多くの用途にとって技術的に十分な製品となるだけでなく、決定権を持つ人々によって信頼性のあるものとみなされるようになるまでには時間がかかりました。MySQLは個人使用や小規模部門での使用から、Google、Facebook、国連の食料機構、スウェーデン警察、銀行、航空会社といった大組織による大規模のリファレンス プロジェクトにおける使用に至るまで、自ら実績を築いてきたのです。